- 日本語の議事録なら、まず国産のNotta(円建て・日本語精度に定評)か、海外のOtter/Firefliesかで大きく分かれる。
- 課金の数え方が違う——Nottaは文字起こし分/月、Otterも分/月、Fireflilesは文字起こし無制限だがストレージ分とAIクレジットで制限。
- データの保存場所と日本語精度が選定の肝。無料枠で自社の会議音声を実際に文字起こしして精度を比べるのが確実。
会議や商談の議事録作成は、AIで最も効果が出やすい業務の一つです。ただしツールが多く、「日本語の精度」「料金の数え方」「データの保存場所」で選定を誤ると使い続けられません。
この記事では、国産のNottaと海外のOtter・Fireflilesを、各社の公式料金ページをもとに日本語ビジネス用途で比較します。数値は公式の一次情報に紐付け、海外ツールの円換算には換算日と参考レートを明記しました。
最終更新: 2026年7月31日/本記事は一般的な情報提供であり、特定製品の推奨や契約の助言ではありません。料金・仕様は変動するため、契約前に各公式サイトでご確認ください。
3ツールの違いを一言で
それぞれの性格を押さえましょう。
- Notta: 日本発のツールで、料金は円建て。日本語の文字起こし精度に定評があり、カスタム語彙も日本語対応。日本語の会議が中心なら第一候補。
- Otter: 英語圏の定番。公式に日本語を含む6言語の文字起こしを明記。無料枠(月300分)から試しやすい。
- Fireflies: 文字起こしが無制限で、Zoom/Teams/Meet連携やAIアシスタントが強力。100以上の言語に対応(日本語対応の程度は要確認)。
課金・制限の違い(ここに注意)
料金を比べる前に、各社が何で使用量を制限するかを押さえます。同じ「無制限」でも中身が違います。
- Notta=文字起こし分/月+1回の上限: 月の合計分数と、1回の録音の最大長(無料は3分、有料は5時間)で決まる。
- Otter=文字起こし分/月: 月あたりの分数(無料300分、Pro 1,200分、Business無制限)。
- Fireflies=文字起こし無制限+ストレージ/クレジット制限: 文字起こし自体は無制限だが、保存できる分数(ストレージ)とAI機能のクレジットで実質の上限が決まる。

この違いは実務に効きます。長時間の会議を頻繁に録るならNottaやOtterの分数枠(有料の無制限)が読みやすく、本数は多いが保存は都度書き出す運用ならFirefliesの無制限文字起こしが向きます。まず自社の「月あたりの会議時間」を見積もると比較しやすくなります。
料金比較(海外ツールは円換算つき)
以下は各社公式の数値です。Nottaは円建て、Otter・Fireflilesはドル建て(円換算は目安)です。
| ツール | 無料枠 | 主な有料プラン(月・年払い) | 使用量の数え方 | 日本語 |
|---|---|---|---|---|
| Notta(国産) | 120分/月・1回3分 | Pro ¥1,185/Business ¥2,508(いずれも年払い月額) | 文字起こし分/月+1回上限 | 国産・日本語精度に定評 |
| Otter | 300分/月 | Pro 年$8.33(約¥1,362)/Business 年$19.99(約¥3,268) | 文字起こし分/月 | 公式で日本語対応を明記 |
| Fireflies | 文字起こし無制限(保存400分) | Pro 年$10(約¥1,635)/Business 年$19(約¥3,107) | 無制限+ストレージ/AIクレジット | 100+言語(日本語は要確認) |
Nottaは円建て(換算不要)。Otter・Firefliesの円換算は2026年7月30日の参考レート(1USD≈163.5円)による目安で、年払い時の月額換算です。価格は各社公式(Notta/Otter/Fireflies)で最新をご確認ください。tl;dvなど他ツールもあります。
日本語とデータ保存で選ぶ

ユースケース1:営業・カスタマーサクセス
商談やオンライン会議の記録を数多く残すなら、連携と無制限文字起こしのFireflies、または日本語精度のNottaが候補です。商談相手の発言を正確に残したい日本語中心のチームはNotta、Zoom/Teams/Meetをまたいで大量に録るならFirefliesが向きます。いずれも録音・録画には相手の同意を得るのが前提です。
→ Nottaは編集部が実際に日本語会議音声で検証しました。話者分離やAI要約の実力は Notta 日本語レビュー(実測) をご覧ください。
ユースケース2:情シス・バックオフィス(データ管理重視)
顧客情報や社外秘を含む会議を扱う部門では、データの保存場所とセキュリティが選定の決め手になります。国産のNottaは円建てで日本語サポートも受けやすく、データ管理の要件を確認しやすいのが利点です。海外ツールを使う場合は、保存リージョンと学習利用の可否を契約前に必ず確認します。
日本の読者にとっての意味
日本の会議は、フィラー(「えーと」「あのー」)や専門用語、複数話者の重なりが多く、文字起こしの精度に差が出やすい言語環境です。この点で、日本語に最適化された国産のNottaは有力候補になります。円建てで請求され、日本語サポートやデータ管理の相談がしやすいのも、国内企業には実務的な利点です。一方で、Otterは公式に日本語対応を明記し、Firefliesも100以上の言語に対応するなど、海外ツールの日本語対応も進んでいます。
選定の決め手は、日本語精度・データ保存・料金の三点です。特に精度は、カタログの数値だけでは判断できません。会議の音声環境(マイク・複数話者・専門用語)によって結果が変わるため、必ず自社の実際の会議音声を無料枠で文字起こしし、聴き比べることをおすすめします。データ保存については、顧客情報や社外秘を含む場合、保存リージョン(国内/海外)と学習利用の可否を契約前に確認してください。料金は、月あたりの会議時間を見積もり、分数枠(Notta/Otter)か無制限+ストレージ(Fireflies)のどちらが自社に合うかで判断します。
なお、会議の録音・録画には参加者の同意が必要です。特に社外との商談では、事前に録音の可否を確認する運用を徹底してください。
次に取るべき行動
- □ 自社の「月あたりの会議時間」と「1回の平均録音時間」を見積もる(分数枠の判断材料)
- □ 日本語精度を、実際の自社会議音声で無料枠で文字起こしして聴き比べる(Notta/Otter/Fireflies)
- □ 顧客情報を含む場合、データ保存リージョンと学習利用の可否を確認する
- □ 録音・録画時に参加者の同意を得る運用を決める
- □ 議事録の後工程(要約→共有→タスク化)まで自動化するなら、業務自動化ツールも検討する
よくある質問(FAQ)
日本語の精度がいちばん高いのはどれですか?
会議の音声環境によって変わるため一概には言えませんが、日本発のNottaは日本語に最適化され精度に定評があります。Otterも公式に日本語対応を明記しています。カタログの数値だけで判断せず、自社の実際の会議音声を無料枠で文字起こしして聴き比べるのが確実です。
無料プランだけでも使えますか?
試用や少量なら使えます。Nottaは月120分(1回3分まで)、Otterは月300分、Fireflilesは文字起こし無制限(ただし保存400分)の無料枠があります。継続的に長い会議を扱うなら、分数やストレージの上限から有料プランが必要になります。
データの保存場所は選べますか?
ツールやプランによります。国産のNottaはデータ管理の要件を確認しやすく、海外ツールは保存リージョンや学習利用の可否を契約前に確認する必要があります。顧客情報や社外秘を扱う場合は、この点を必ずチェックしてください。
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出典
- Notta 公式料金(円建て・分数/月・機能) — notta.ai/pricing(Tier2・2026年7月31日確認)
- Otter 公式料金(分数/月・日本語対応明記) — otter.ai/pricing(Tier2・2026年7月31日確認)
- Fireflies 公式料金(無制限文字起こし・ストレージ/クレジット) — fireflies.ai/pricing(Tier2・2026年7月31日確認)
- 為替の参考レート(円換算の目安・2026年7月30日 1USD≈163.5円) — tradingeconomics.com
Notta、Otter、Fireflies および各ロゴは、各社の商標または登録商標です。本記事は独立した編集記事であり、各社との提携・協賛・推薦関係はありません。掲載の図解はjisalab編集部が各社公式情報にもとづき作成したものです。

