- 3つは立ち位置が違う——Cursor=AIエディタの定番、GitHub Copilot=既存の開発環境に幅広く統合、Windsurf=現在はCognition社の「Devin Desktop」に統合。
- Windsurfは2026年6月にDevin Desktopへ改称。名前で探すと混乱しやすいので、選ぶ前に現状を押さえる。
- 料金はいずれも無料枠+月額+使用量(クレジット)の組み合わせ。まず無料で自分のコードで試し、企業はコードの学習利用の有無を必ず確認。
「AIにコードを書かせる」ことが当たり前になり、Cursor・GitHub Copilot・Windsurfといったツールの名前をよく聞くようになりました。とはいえ、いざ選ぼうとすると「何がどう違うのか」「いくらかかるのか」「会社のコードを渡して大丈夫なのか」が分かりにくいものです。しかもこの分野は動きが速く、Windsurfは2026年6月にCognition社の「Devin Desktop」へと名前が変わりました。古い情報のまま選ぶと足をすくわれます。
この記事では、代表的な3つのAIコーディング支援を、公式情報にもとづいて立ち位置・料金・データの扱い・用途別の選び方で整理します。掲載している料金画面は各公式サイトのスクリーンショット(2026年8月2日時点)です。
最終更新: 2026年8月2日/本記事は公表情報にもとづく解説であり、特定製品の推奨や契約の助言ではありません。料金・仕様・データ取扱い方針は変動するため、契約前に必ず各公式サイトの最新情報をご確認ください。円換算は1USD≈163.5円(2026年7月30日目安)。掲載スクリーンショットは各社公式サイトからの引用(出典・取得日を明記)で、本メディアと各社に提携関係はありません。
結論:まず「立ち位置」で候補を絞る
3つは同じ「AIコーディング支援」でも、成り立ちと得意分野が異なります。まずは大枠の立ち位置を押さえましょう。
- Cursor: AI前提で作られた専用エディタ(VS Code派生)。エージェントによるコード生成・編集を中核に据えた「AIエディタの定番」です。
- GitHub Copilot: VS Code・JetBrains・Visual Studio・Xcodeなど幅広い開発環境に統合して使えるのが強み。GitHubとの連携も密です。
- Windsurf(現・Devin Desktop): もとは独立したAIエディタでしたが、Cognition社に買収され、2026年6月2日にDevin Desktopへ改称。自律型AIエージェント「Devin」と統合された路線です。
Windsurfは今「Devin Desktop」——選ぶ前に押さえる
この分野の動きの速さを象徴するのがWindsurfです。AIコーディングエディタとして知られていましたが、自律型AIエージェント「Devin」を手がけるCognition社に買収され、2026年6月2日にDevin Desktopへ名称変更されました。Cognitionの公式情報によると、エディタ・拡張機能・キーバインド・設定はそのまま引き継がれ、利用者の環境が壊れないよう配慮されたとされています。現在、windsurf.comの料金ページはCognition(Devin)のプランへ案内されます。
つまり、いま「Windsurf」を検討するということは、実質的にCognitionの「Devin Desktop / Devin」を検討することになります。日本語のまとめ記事には旧Windsurfの情報が残っていることも多いため、公式サイトで現状を確認するのが安全です。
料金を比較する(公式画面のスクリーンショットつき)
3ツールの個人向け料金を、各公式サイトの表示にもとづいて整理します。いずれも「月額に含まれる利用量+超過分は使用量課金」という考え方が共通しており、単純な月額だけでは比較しきれない点に注意してください。
| ツール | 無料 | 主な有料プラン(月額) | 備考 |
|---|---|---|---|
| Cursor | Hobby $0 | Pro $20(約¥3,270)/Pro+ $60(約¥9,810)/Ultra $200(約¥32,700) | 各プランに利用枠、超過は従量課金。Teamsは$40/人 |
| GitHub Copilot | Free $0(月2,000補完) | Pro $10(約¥1,635)/Pro+ $39(約¥6,377)/Max $100(約¥16,350)(いずれも/人) | Pro+で上位モデル(Opus等)。月ごとのクレジット付与 |
| Windsurf(現Devin Desktop) | Free $0 | Pro $20(約¥3,270)/Max $200(約¥32,700) | Teamsは$80/月+$40/人。SWE 1.7等のモデル、Devin Cloud |
価格は各公式サイトの表示にもとづく(税抜・変動あり)。含まれる利用量やクレジットの条件はプランで異なるため、最新は各公式でご確認ください。



ビジネス利用で要確認:コードの学習利用
AIコーディング支援を業務で使う際、料金以上に重要なのが「自社のコードが外部でどう扱われるか」です。ソースコードは重要な資産であり、学習に使われたり外部に保存されたりする範囲を把握しておく必要があります。
たとえばCursorは、公式のよくある質問で「プライバシーモードを有効にすると、コードがCursorやモデル提供元の学習に使われないことを保証する」と説明しています。GitHub Copilotやその他のツールも、プラン(個人向け/ビジネス向け)や設定によってデータの扱いが異なります。導入前に各社のデータ方針・学習利用の有無・保存先を必ず確認し、機密性の高いコードを扱う場合はビジネス/エンタープライズ向けの設定を選ぶのが基本です。無料・個人向けプランを、そのまま社外秘のコードに使わないよう、社内ルールを先に決めておきましょう。
用途別の選び方

- AI前提の書き味を重視する(個人開発・スタートアップ): Cursor。エージェントによる生成・編集を中核にした専用エディタで、AIコーディングの体験を軸に選ぶ人に向きます。
- 使い慣れた環境・幅広いIDEで使いたい(既存チーム): GitHub Copilot。VS Code・JetBrains・Visual Studio・XcodeなどにわたりGitHub連携も密。無料枠や$10のProから始めやすいのも利点です。
- 自律エージェントに長時間の作業を任せたい: Windsurf(現Devin Desktop)。Cognitionの自律型エージェントDevinと統合された路線で、エージェントに任せる働き方を志向する場合の選択肢です。
- まず試したい(全員): どのツールも無料枠があります。実際の自分のコードで補完・生成の精度と使い勝手を確かめてから有料化するのが確実です。
日本のビジネスにとっての意味
日本の開発現場でも、AIコーディング支援の導入は急速に進んでいます。個人開発者からチーム開発まで、CursorやGitHub Copilotはすでに定番になりつつあります。一方で、この分野は変化が非常に速いのが実情です。今回のWindsurf→Devin Desktopのように、名称変更・買収・統合が短期間で起こり、日本語のまとめ記事の情報がすぐ古くなります。ツールを選ぶときは、必ず公式サイトで現在の名称・料金・提供状況を確認することが、遠回りのようで最も確実です。
コスト面では、これらのツールの多くがドル建てで課金されるため、円安局面では体感コストが上がります。加えて「月額+使用量(クレジット)」の従量課金が乗るため、使い方によって実際の請求額は変わります。まずは無料枠や下位プラン(Copilot Pro $10、Cursor Pro $20など)から始め、自社の使用量を見てから上位プランを検討するのが安全です。そして企業利用でもっとも重要なのが、コードの学習利用と保存先です。ソースコードは重要な資産ですから、プライバシーモードやビジネス向け設定でデータの扱いを確認し、「どのコードをどのツールに渡してよいか」を社内で決めてから展開してください。関連して、どのAIモデルが使えるか(各社が最新モデルを相次いで投入)も選定要素になります。
次に取るべき行動
- □ 自分の働き方を整理する(AI中心で書く/使い慣れた環境で使う/エージェントに任せる)
- □ 候補ツールの無料枠で、実際の自分のコードで補完・生成を試す
- □ 「Windsurf」を検討するなら、現在はDevin Desktopである点を踏まえ公式で最新を確認する
- □ 月額だけでなく使用量(クレジット)の条件と、想定コストを見積もる
- □ 企業利用は、コードの学習利用・保存先を確認し、渡してよいコードの範囲を社内で決める
よくある質問(FAQ)
結局どれを選べばよいですか?
働き方によります。AI前提の書き味を重視するならCursor、使い慣れた幅広い開発環境で使いたいならGitHub Copilot、自律エージェントに任せる方向ならWindsurf(現Devin Desktop)が候補です。いずれも無料枠があるので、実際の自分のコードで試して選ぶのが確実です。
Windsurfは今も使えますか?
使えますが、名称と提供元が変わりました。Windsurfは2025年にCognition社に買収され、2026年6月2日にDevin Desktopへ改称されました。公式情報によるとエディタや設定は引き継がれています。現在windsurf.comの料金ページはCognition(Devin)のプランへ案内されます。最新の状況は公式サイトでご確認ください。
会社のコードを渡しても大丈夫ですか?
プランと設定によります。たとえばCursorはプライバシーモードで学習に使わないことを明言しています。各ツールとも、データの学習利用の有無・保存先はプランや設定で異なるため、導入前に必ず確認し、機密コードはビジネス/エンタープライズ向け設定を選び、社内ルールを決めてから使ってください。
料金は月額だけ見れば十分ですか?
不十分です。多くのツールは「月額に含まれる利用量+超過分は使用量(クレジット)課金」という形です。エージェントを多用すると超過分が増えることがあるため、月額に加えて使用量の条件を確認し、まず無料枠や下位プランで自分の使用量を把握してから判断してください。
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出典
- Cursor 料金プラン(Hobby無料/Pro $20/Pro+ $60/Ultra $200/Teams $40、プライバシーモード) — cursor.com/pricing(Tier2・2026年8月2日確認)
- GitHub Copilot 料金(Free/Pro $10/Pro+ $39/Max $100) — github.com/features/copilot/plans(Tier2・2026年8月2日確認)
- Windsurf→Devin Desktop 改称・Devin料金(Free/Pro $20/Max $200/Teams $80+$40) — windsurf.com/pricing(→Cognition Devin)、cognition.com/blog/windsurf(Tier1/2・2026年8月2日確認)
本記事に登場する製品名・企業名・ロゴは各社の商標または登録商標です。本記事は独立した編集記事であり、各社との提携・協賛・推薦関係はありません。掲載のスクリーンショットは各社公式サイトからの引用(出典・取得日を明記)であり、料金・仕様は変動するため契約前に各公式でご確認ください。用途別の選び方の図解はjisalab編集部が作成したものです。

