- Nottaは日本発のAI議事録ツール。会議の音声を自動で文字起こしし、AIで要約まで作れる。料金は円建てで、無料枠(月120分)から試せる。
- 編集部が2話者の日本語会議音声で実測。話者を自動で2人に分け、フィラーや専門用語もほぼ正確に文字化(誤変換は「SaaS→S AA」1件のみ)。
- 本記事は始め方と使い方を画面付きで丁寧に解説。AI要約は「現状と課題/改善方針/KPI」に自動整理され、実用十分の品質だった。
「会議の議事録づくりに毎回時間を取られる」——そんな悩みをAIで軽くできるのが、文字起こしツールです。なかでもNotta(ノッタ)は日本発で、画面も料金(円建て)も日本語で完結するため、国内の現場で導入しやすいツールです。
この記事は、AI議事録が初めての方でも読み進められるように、「そもそも何ができるか」→「無料での始め方」→「使い方(4ステップ・画面付き)」→「実測の精度」→「料金」→「向き不向き」の順でまとめた実測レビューです。編集部が自作した2話者の日本語会議音声を実際にかけて確かめ、画面はすべて自分のアカウントで操作したものです。
Nottaとは — 何ができるか
Nottaは、話し言葉の音声をテキストに変換(文字起こし)し、さらにAIで要点をまとめてくれるツールです。日本発のサービスで、管理画面も日本語、料金も円建てです。音声の取り込み方は4通りあります。
- 録音開始: その場の会話をデバイスで直接録音して文字起こし。
- アップロード: 手持ちの音声・動画ファイルを読み込む(音声1GB・動画10GB・録音上限5時間まで)。
- Web会議の文字起こし: Zoom・Teams・Google Meet等の会議に対応。
- URLからの文字起こし: 動画URLなどから文字起こし。
用語メモ(初めての方へ): 「文字起こし」=音声を文章に変換すること。「話者分離(話者の自動識別)」=誰の発言かを自動で振り分ける機能。「AI要約」=長い文字起こしから要点を自動でまとめること。「フィラー」=「えーと」「あのー」などのつなぎ言葉。
始め方:無料で試すまでの流れ
いきなり有料契約する必要はありません。次の流れで無料で試せます。
- Nottaに登録: 公式サイトで無料アカウントを作成します(登録はご自身で行ってください)。
- 音声を取り込む: 録音・ファイルアップロード・Web会議・URLから選びます。
- 無料枠で文字起こし: 無料プランは月120分・1回あたり最大3分まで。まずこの範囲で試せます。
「自社の会議の音声で、日本語がどれくらい正確に文字起こしされるか」は、実際に試すのが一番確実です。次章で使い方を画面付きで説明します。
使い方:会議を文字起こし&要約する4ステップ
ステップ1:音声を取り込む(話者の自動識別をオン)
まず音声を取り込みます。ファイルをアップロードする場合は、「話者を自動識別」をオンにしておくと、複数人の発言を自動で振り分けてくれます。1カ国語・2カ国語(通訳向け)の切り替えもここで選べます。

ステップ2:文字起こし結果を見る(話者ごとに表示)
取り込むと、自動で文字起こしされます。編集部の検証では、2人の発言が「話者1/話者2」に正確に振り分けられ、タイムスタンプ付きで表示されました。「えーと」「あのー」といったフィラーもそのまま文字化されます。

ステップ3:AI要約を作る(テンプレートを選ぶ)
文字起こしができたら、AI要約を作れます。「Auto(自動)」「スタンダード」「インタビュー・面接」「定例会議」などのテンプレートから選ぶと、会議の種類に合わせて要点が整理されます。マインドマップ化もできます。

ステップ4:書き出し・共有する
できあがった議事録は、用途に合わせて書き出せます。PDF・DOCX(Word)・SRT(字幕)・TXT・音声などにエクスポートでき、フォローアップメールの作成や1ページ要約(可視化)といった後処理も用意されています。

実測:日本語の文字起こし精度
編集部が用意した2話者の会議音声(約1分22秒)を、「話者を自動識別」オンで検証しました。結果は次のとおりです。
- 話者分離: 2人の発言を「話者1/話者2」に正確に振り分け。会議の記録として実用十分。
- フィラー: 「えーと」「あのー」もそのまま文字化(要約側で整えられる)。
- 専門用語: 「CVR」「コンバージョン率」「リード獲得」「転換」「十五パーセント」はいずれも正確。
- 誤変換: 「SaaS」が「S AA」となった箇所が1つ。アルファベットの略語はまれに取りこぼす場合がある。
AI要約も高品質でした。文字起こしで「SaaS」が「S AA」と誤変換されていたにもかかわらず、要約は文脈からSaaS製品の話だと正しく解釈し、「現状と課題/改善方針/KPI目標」に整理していました。略語の取りこぼしは、この要約や手動修正で十分カバーできる範囲です。
料金プラン
Nottaは円建てで課金されるため、海外ツールのような為替の影響を受けにくいのが利点です。主なプランは次のとおりです。
| プラン | 月額(年払い) | 文字起こし | 主な機能 |
|---|---|---|---|
| Free | ¥0 | 120分/月・1回3分 | お試し・話者自動識別 |
| Pro | ¥1,185 | 1,800分/月・1回5時間 | 書き出し・翻訳・カスタム語彙 |
| Business | ¥2,508 | 無制限 | 会議動画録画・CRM/Zapier連携・データ管理 |
価格はNotta公式料金ページで確認(2026年7月31日)。年払い時の月額換算で、月払いは異なります。Enterprise(51席〜)は個別見積です。
向いている人・向いていない人
- 向いている人: 日本語の会議・商談を正確に記録したい人/円建てで日本語サポートを受けたい国内企業/データの保存場所を確認しながら使いたい部門。
- 向いていない人: 英語中心・多言語のグローバル会議が主で、Zoom/Teams横断の大量録画や海外ツール連携を最優先する人(Otter・Firefliesなども比較を)。
日本の読者にとっての意味
日本の会議は、フィラー(「えーと」「あのー」)や専門用語、複数話者の重なりが多く、文字起こしの精度に差が出やすい言語環境です。この点で、日本語に最適化された国産のNottaは有力候補になります。円建てで請求され、日本語のサポートやデータ管理の相談がしやすいのも、国内企業には実務的な利点です。実測でも、話者分離とフィラーの再現は実用十分で、AI要約が会議の要点を構造化してくれるため、議事録作成の時間を大きく圧縮できました。一方で注意点もあります。まず「SaaS→S AA」のように文字起こしは完璧ではないため、重要な議事録は生成後に人が確認する運用が前提です。次に、会議の録音・録画には参加者の同意が必要で、特に社外との商談では事前に録音の可否を確認してください。さらに、顧客情報や社外秘を含む会議を扱う場合は、データの保存場所と取り扱いを社内規程と照らして確認しておくと安心です。まずは無料枠で自社の会議音声を試し、精度とデータ管理を確かめてから本採用するのが確実です。
- 無料枠(月120分・1回3分)で、自社の会議音声を実際に文字起こしして精度を確かめる
- 「話者を自動識別」をオンにして、話者分離が実用に足るか確認する
- AI要約(Auto/定例会議テンプレ)を生成し、そのまま共有できる質かを見る
- 録音・録画時に参加者の同意を得る運用と、機密会議のデータ取り扱いを決める
- 月の会議時間を見積もり、Free/Pro/Businessのどれが妥当かを判断する
よくある質問
- Notta 実測(文字起こし精度・話者分離・AI要約・書き出し) — jisalab編集部の一次検証
- Notta 公式料金(円建て・分数・機能) — notta.ai/pricing(2026年7月31日確認)
- Notta 公式(製品概要・入力方式) — notta.ai(2026年7月31日確認)
検証環境: macOS・Chrome・Nottaフリープラン
検証音声: 編集部作成の日本語会議サンプル(2話者・約1分22秒・権利クリア)

